野知潤一(のちじゅんいち)
New Cyber-Chinatown 主宰
仕事で渡った中国に縁を感じ、齢40で留学。そこで、底知れぬ人間的パワーを持った芸術家たちと出会い、片やインターネットと出会った。この2つの出会いを軸に、北京の今を記録するプロジェクト、Cyber-chinatown が始まった。一昨年のインターネット・ワールドエキスポで展開した氏の試みを初めに、昨夏、インデペンデントな現代芸術展としては最大の動員を見せた王府井でのマルチスライドによるインスタレーションなど、インターネットを軸に様々なマルチメディア表現を用いたプロジェクトを通じ、新たなるアートコミュニティーの萌芽を今、北京で起こしつつある存在である。
1955年福岡県小倉出身。79年東京商船大学航海科卒業後、船舶会社の代理店を経て80年代末よりマーケティングプロデューサーとして活躍、汐留サントリービアレストラン”ジアス”等を手掛ける。95年、仕事で渡った中国に縁を感じ、北京・清華大学へ留学。97年卒業、現在新たな展開に向け準備中。
New Cyber-Chinatown