July 20, 2005

Q&A 「オタク」という言葉の使い方を迷います

この前、こんなQ&Aをさるところでしました

Q:抜粋
実はこの半年「オタク」という言葉使いの問題に悩まされています。
世界的に市民権を得て、海外ではプラスの語感になりつつあると思うのですが、国内ではオタク=ギャルもの・コスプレ=性的マニア=性犯罪を連想する人が多く、「日本の誇り、オタク文化」みたいな文脈に、抵抗する勢力が根強くあります。

どう思われますか。

いろいろAがあり「オタク」を「ヲタ」にすると、マイルドな印象がするのでは、そういえば、ヲタっぽい空気が広がっておりますねという意見(抄訳)も

それを踏まえて
A:筆者 少し、フォーカスを変えつつこんな話をしてみました

「おたく」界にはおた・ヲタなど急速な方言派生が急速に生まれるのがおもしろく、その言葉の変化が普通の人には気持ち悪がられている一因であったように思われます

列車に乗っていて、乗り鉄(鉄道おたくの乗車トライブ) が「しR束が」もっと略して「束が」と言っていたりすると(JR東(日本)という意味)とてもどろっとした感じに思われるでしょう

ところが、ネットの広がり、特に2ちゃんねるの効果で、これらの言葉の誕生がより広範囲に広がり、誕生の瞬間にまで立ち会うと、バブルの頃に流行った「業界語」(なんでしょうかねこれ)のように喜んで巷で使うようになり
例えば、笑うの変化形「ワロス」「メガワロス」「テラワロス」や今月なら乾杯の音頭は「ジンギスカーン」などと浸透してゆく様は、まさに、おたく的なおもしろさの人々の受容の広がり(もともと、日本人は町人文化のようにおたく特性があるのですから)があるように思われます

情報スピードの高速化大容量化に伴う言葉の地位の変化には、日本の方言を積極的に使いたい
人々にもあらわれております高校生や大学生が方言を学んで使いたがるということが今あります

これは多様性を楽しみながらも情報として認知されていることではみ出している、訳ではないという、ある種の粋の楽しみ方かもしれません

おたくがモードになるにつれて粋なものとなるでしょう
その際には日本語として誤魔化すための「OTAKU」は「E電」みたいに無理やりなものと認知されることになると私は考えます
(英語表記としてのOTAKUはより一層栄えますが)

今、個人宇宙旅行家のサイトのコンテンツ構築をしておりますが、こちらでは、「おたく」はかっこいいものとして扱い、そのようにするキャンペーンを組んでおります。
何しろ、宇宙に行くのが「おたく」なので本当のニュータイプはおたくなのかもしれません
(そりゃ、進化の際にはいろいろいびつなのもあるだろうし分かるまでは抵抗もあるでしょう)

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