January 07, 2006

壊れる日本:親父だらけのスタンプラリー

今、冬休みの時期だ

冬休みといえば電鉄会社が趣向をこらして
元来電車好きのこどもたちを狙って
乗車スタンプラリーの企画で競う時期である

今年もそのスタンプラリーがやって来た
株式会社化になって元気がいい東京メトロも
スタンプラリーの企画を行った
我が家の近くの駅にもスタンプ台が

そこでは目を背けたい事態が展開された

なんと、スタンプ帖に真剣に独りスタンプを捺す年老いた男の面々
私がみた5人以上、全ておじさんである

こどものために祖父や父が必死にスタンプラリーを
しているの想像に難くない

このスタンプラリー、ちょうど僕らが子どもの頃
始まった企画、そのころはクラスの友人が徒党を
組んで小学生にとっての「冒険」の旅に出たものだ
そうでなくとも親子で旅に出たもの

それが親や親族だけとは
こどもはそんなに忙しいのか
そもそもそんなコレクティング代行で喜ぶこと
喜ばせることの精神は病んでいるとしか言いようがない

こんな国になんでなってしまったのか?

日本人に生まれた以上、このような世を改めなければ
ならないというのは私だけの気持ちだろうか
初春から義憤なら無い瞬間であった