December 09, 2007

グローバルクラスにとって今、ホットなディスティネーション体験ガイド

世界をわが近所とするグローバルクラスな新富裕層
ロシア人にとっては日本で巧みの寿司屋を貸しきるのが乙とのことであるが
世界中でホットなディスティネーションはどこだろう?

普通では楽しめない人々にとっての楽しみの行き先をリスト化してみよう

ロンドン★ワンダールーム

アメリカの出入国でのシェイムさに嫌気をさした中東の金持ちは今、ヨーロッパ、特にロンドンを遊びのための訪問の場所にしている。

アラブの金持ちの女性が特に買い物に行くのは、ロンドンのセルフリッジというデパート。
そこにはスーパーリッチ向けのセレクトショップ「ワンダールーム」がこの9月オープン。
ハンドバックのような200万円限定のノートパソコンやお酒を飲めないイスラムの人のための気持ちよくなるデザイナーズティーなど、スーパーリッチの女性や若者が喜ぶような雑貨が集まっている。

別荘はアフリカでエクルクルーシブ

別荘で今熱いのは秘境に別荘を持つこと。
特にヨーロッパのリッチが目をつけているのはとても透明度が高い海と砂漠の神秘のロケーションである紅海沿岸、普通はエジプトだが、通にはジブチに持つようなものも。

万里の長城の麓のヴィラで秘密会議

北京にある長城脚下的公社は12人の建築家が競作したヴィラ群。
名前の通り、万里の長城の近くの山奥に秘められた隠れ里。
建物そのものを借りて使用するので、秘密性のあるグローバル企業のカンファレンスやパーティに使われている。

四合院でデカダンス

北京で今、インターナショナルヒップなのは、昔ながらの四合院をまるまる改造したホテルや会員制クラブ。
北京の大開発で潰されてゆく中でそこだけが別世界。
多くの物件を欧米の小金持ちが買ってマネジメントしている。

シャングリラで秘術のエステを

秘境でエステ。これからくるスタイル。
バンヤンツリーはチベットの奥地、シャングリラにリゾートビラをオープンさせた。
シャングリラ(桃源郷)に例えられる美しい風景と素朴なチベッタンカルチャーの中でチベット式建築のヴィラを拠点に専用車での探検や、宿泊者のためだけのチベット式エステを受けるのはまさに外界から拒絶されたエクスクルーシブ。

秘めたる龍の国で秘め事を

ブータン。
今まで限られた人間しか入れなかった神秘の国にアマンがオープン。未だ交通網が発展していない国。
空港から村々にアマンのヴィラが建ち、プライベートカーで渡るエクスクルーシブ。もちろん食事もスパもエステも全てのヴィラに。

現代アートの大人買いがグローバルクラスのプレステージを高める

カルチャーな金持ちはスイスのバーゼルに毎年6月集まる。
プライベートバンクの招待によるVIPはBMW7シリーズのハイヤー乗り放題でシャンパンラウンジでディールをする。
ディールをするのは現代アート。
エクスクルーシブな人間だけが入れる内覧日の最初の1時間で注目の作品は何億円だろうが即金で売り切れてしまう。