November 01, 2003

ネオはスミスで頭の容量は320G

 今晩の8ちゃんねるの洋画TVは「JM」。
 サイバーパンクの映画化で、上映当時(1995)、勢い出まくりのWIREDでも大騒ぎの特集にした映画だ。
 今のMATRIXまで延々と続く、ITで世界をドミネートする存在と、それに立ち向かう反体制人知との戦いというモデルであるが、とても興味深いことだらけ。
 映画上で蔓延する病の治療法は、スイス系製薬会社がつかんでいるがといって、流行地域が北京。それって、「週刊アカシックレコード」の謎解きか?

 TVハックのローテク放送局と、GII的グローバリゼーションとの対峙は、まるでザイオンにつながるのだが、既にそのことは起こっていたりする。鈍感な、六本木や本郷あたりのIT文化人には分からないかもしれないが、既にマトリックス対ザイオンはそこに起こっているのだ。
 ということで、「マトリックス」にインスパイヤを与えた、「JM]。キアノ・リーブスの情報屋の名前は「スミス」なのね、「ネオ」は「スミス」でもあったのか。
 
 それにしても、情報屋スミスの拡張済メモリ容量って、320G。ウチのデスクトップHD容量(2003年現在)と同じなのね。
 まさにIT革命!
 HDレコーダー、NTSCのMPEG圧縮、1か月分の容量が国際製薬会社のデータ容量なのね。当時のリアリティーでは。

 この映画を見た後、日本に帰国、最初に連れてかれた富ヶ谷の会社(エコシス)の表札に、いるかのグラフィックロゴが鮮明にあったのにはつい、笑みがこぼれてしまったという余談も。