July 16, 2004

逆転現象:福岡から小倉へお買い物

小倉伊勢丹買い物券つき企画きっぷ
福岡の凋落と北九州の再生がシンクロする兆候か?

80年代以来、九州の勝ち組の座を保ち続け
広島以西の本気系ショッピングの中心として莫大な吸引力を
天神を中心に保ってきた福岡。

その商都の座に陰りをさす商品がついに登場した

JR西日本は、博多から小倉までの往復新幹線切符と
小倉にオープンした伊勢丹での3000円分の買い物券を
つけた企画きっぷ「小倉に行こうよ!! 新幹線 de お買物」を
9月30日まで5500円で販売している

そごうの閉鎖を代表に小倉は凋落した
おしゃれでエンタテインメントな買い物は福岡に行ってするものだ
という常識が打ち破られた瞬間である

そういえば、小倉そごう閉鎖後、その影響もあったが
小倉井筒屋が九州最大の売れ行きをつかんだ
一方で、岩田屋は西の私学の雄でビットバレーの
投資家でも知られるグループに天神中心部の本店の
ビルを明け渡し、そのビルはITインキュベーター
「ハッチェリー」と専門学校に模様替え
その上、伊勢丹からの支援を受けてやっと貸店舗で
再興を期している

一方、そごう跡地は伊勢丹小倉店に模様替え
伊勢丹と同じ百貨店連合にある井筒屋との
店舗政策としては共存、資本政策としては
井筒屋からの伊勢丹小倉店への資本参加
と明暗を分けている天神と小倉

そもそもの天神のハッチェリーのインキュベーターも
精彩を欠き、どことなしか往時のメインストリートは
閑散となっている

今まで、鉄道系の企画商品は福岡に買い物系の
遊びに行くために組まれたものばかりのなか、
初めて、福岡から小倉へと買い物系の遊びのための
切符の登場

まさにこの勢いの差が、企画商品となった画期的瞬間である

バブルとともにあった福岡 そのいけいけは限界を迎えたのか?
ものづくりの時代、産業再生で骨太になった北九州の陽がこれから大いに昇るか?

同企画切符の発売はJR西日本の新幹線博多駅オンリーだそうです
それにしても実質片道1250円の新幹線代
言い換えれば3000円の商品券つきのキップとは太っ腹な企画です